Welcome to the world of Philostasis!!
哺乳類の発生休止胚、組織幹細胞、潜伏がんなどに代表される多細胞組織の見かけ上の活動休止は、生物種やタイムスケールを問わず幅広く見られる現象であり、その生物学的意義も実に多様です。
従来の研究では、これらの活動休止現象は栄養状態の悪化などによる“結果”であると漠然と認識されてきました。しかしながら私たちは予備実験を通じて、「生物が環境ストレスを克服するため、精緻な細胞間相互作用に基づいて、能動的に休止状態に移行している」可能性に気づきました。 本領域では、プログラムされた多細胞の活動休止現象を「フィロスタシス (Philostasis)」(ギリシャ語の“philo-”(好む)と“-stasis”(休止)に由来する造語)と新たに名付け、多細胞組織の活動休止を包括的に捉えることで、多細胞組織が活動休止する細胞間コミュニケーションの本質的理解を目指します。 |
News!2024.1.16-17
第1回 多細胞休止を研究する会を行います。 参加フォーム(定員に達し次第締めます) →https://forms.gle/T8rS9B6YYGbUg4sW7 2023.12.7 第四回領域会議を行います。 2023.7.6 第三回領域会議を行いました 2023.5.1 HPを公開しました 2023. 4.12 第二回領域会議を行いました(変革B間質リテラシー領域と共催) 2023. 3.24 第一回領域会議を行いました |
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Our Team
01 発生休止におけるフィロスタシスの解明
02 幹細胞フィロスタシスとその破綻による老化の統合解析
03 フィロスタシスを「予測」し「操る」技術の開発
領域アドバイザーの先生方(敬称略)
濱田博司 National for Biological Sciences研究所(インド) 教授
高倉伸幸 大阪大学 微生物学病研究所 教授
宮野悟 東京医科歯科大学M&Dデータ科学センター長
高倉伸幸 大阪大学 微生物学病研究所 教授
宮野悟 東京医科歯科大学M&Dデータ科学センター長
(以下、50音順)
大澤毅(潜伏がん) 東京大学先端科学技術研究センター
荻沼政之(ターコイズキリフィッシュ胚の休眠) 大阪大学微生物病研究所
木戸屋浩康(血管ニッチ) 福井大学学術研究院医学系部門
小嶋泰弘(情報学) 国立がん研究センター研究所
小関準(情報学) 名古屋大学医学系研究科
小林妙子(神経幹細胞の休眠) 京都大学大学院生命科学研究科
島村徹平(情報学) 東京医科歯科大学難治研疾患研究所・名古屋大学医学系研究科
田中 冴 (クマムシの乾眠) 自然科学研究機構 生命創成探究センター
林周斗(情報学) 東京医科歯科大学難治研疾患研究所
姫岡優介 (システム生物学) 東京大学 大学院理学系研究科
村井純子(眠りのSchlafen遺伝子) 愛媛大学プロテオサイエンスセンター
森本雄祐(細胞性粘菌の休眠胞子) 九州工業大学大学院情報工学研究院
山口裕嗣(休眠torpor) 名古屋大学環境医学研究所
大澤毅(潜伏がん) 東京大学先端科学技術研究センター
荻沼政之(ターコイズキリフィッシュ胚の休眠) 大阪大学微生物病研究所
木戸屋浩康(血管ニッチ) 福井大学学術研究院医学系部門
小嶋泰弘(情報学) 国立がん研究センター研究所
小関準(情報学) 名古屋大学医学系研究科
小林妙子(神経幹細胞の休眠) 京都大学大学院生命科学研究科
島村徹平(情報学) 東京医科歯科大学難治研疾患研究所・名古屋大学医学系研究科
田中 冴 (クマムシの乾眠) 自然科学研究機構 生命創成探究センター
林周斗(情報学) 東京医科歯科大学難治研疾患研究所
姫岡優介 (システム生物学) 東京大学 大学院理学系研究科
村井純子(眠りのSchlafen遺伝子) 愛媛大学プロテオサイエンスセンター
森本雄祐(細胞性粘菌の休眠胞子) 九州工業大学大学院情報工学研究院
山口裕嗣(休眠torpor) 名古屋大学環境医学研究所
学術調査官の先生方(敬称略)
西川恵三 同志社大学生命医科学部 教授
菅野茂夫 産業技術総合研究所 主任研究員
菅野茂夫 産業技術総合研究所 主任研究員
Contact us!
本領域では、休止研究分野をネットワークを強化するために、年1回程度の多細胞休止研究会を企画中です。
さらに将来の大型領域研究(変革A)などにつながればと期待しています。 休止に関わる研究(動植物問わず)をされている方、休止研究に役立つ技術を開発されている方など、 お気軽に領域代表(takaoka.katsuyoshiアットtokushima-u.ac.jp)までご連絡ください。 例:乾眠(クマムシ)、種子胞子休眠(キノコ、植物)、休眠(昆虫)、夏眠(カタツムリ)、潜伏がん、組織幹細胞などなど |
©️ 2023 文部科学省 学術変革領域研究(B) 令和5-7年度 フィロスタシス 多細胞組織におけるプログラムされた活動休止